山宮浅間神社は、全国の浅間神社の中で最も古い神社です。
富士山を直接遥拝するための遥拝所があり、パワースポットとして知られています。
実はこの神社、拝殿・本殿がないんです。
造ろうと試みたんですが、何回やってもダメだったそうです。
さて、その理由は・・・?
山宮浅間神社について
御祭神
・浅間大神
・木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)
境内について
手水舎
近づいても水は出ないし、どうしたら水が出るんだろうと思ってたら…
レバーがついてました。手動式でした。
参道
山宮浅間神社は、現在は独立した神社ですが、昭和10年代までは富士山本宮浅間大社の摂社でした。
現在の地に設けられたのは日本神話の時代であった、ということが「富士山本宮浅間社記」に記載されています。
鉾立石
浅間大社の御祭神が浅間大社と山宮浅間神社を往復する神事の際(山宮御神幸と言います。)鉾に宿った神様を置くための石です。
現存する鉾立石は、山宮浅間神社に2つと富士山本宮浅間大社に1つの計3つです。
山宮御神幸とはどんな神事なの?
富士山本宮浅間大社の鉾立石ってどんなの?
・・・についてはこちら
富士山本宮浅間大社は、全国にある浅間神社の総本宮として知られています。 晴れていれば神社から富士山が綺麗に見えるそうなん…
遥拝所はこの先にある長い階段のを上ったところにありますが、ここからでも参拝できます。
お賽銭箱も本坪鈴もあります。
授与所が閉まっている時は、お賽銭箱の後ろのこのケースに書置きの御朱印が入っています。
遥拝所までは結構長い階段を上りました。
拝殿や本殿が存在しない神社
富士山遥拝所
山宮浅間神社には拝殿・本殿が存在しません。
本来、拝殿や本殿があるべき場所には石列でいくつかに区分された遥拝所のみが存在します。
これは、この遥拝所から見える富士山自体を神と考え、山体を遥拝するという古代からの富士山祭祀の形を留めている、と言われています。
残念ながらこの日は曇り。富士山は見えませんでした。
晴れていれば、こんな感じに富士山が綺麗に見えます。
本殿を作ろうとしたけれど・・・。
ここから見える富士山を直接遥拝しているとはいえ、大昔には「神社に神様を祀るための建物がないのはおかしい」と思う人がだんだん増えてきました。
そこで村中の人たちが協力をして本殿造りに取り掛かり、苦心の末やっと棟上げ式ができました。
するとその日の晩、大風が起こって本殿が吹き倒されてしまいました。
それでも諦めたくなかった人々は再び本殿を造り、棟上げ式を済ませました。
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ところが棟上げ式を終えたその晩に、またすごい大風が吹いて本殿は再び吹き倒されてしまいました。
何度も何度も本殿を作っても、その度に必ず大風が吹いて本殿が吹き倒されてしまうので「山宮浅間神社に本殿を造ろうとすると風の神様の祟りがあるので本殿を造ってはいけない」と言われるようになりました。
この言い伝えから、今でも山宮浅間神社に本殿がありません。
御朱印
御朱印帳
ひのきでできた御朱印帳です。
山宮浅間神社
富士宮市ホームページに詳細が載っています。
アクセス
〒418-0111 静岡県富士宮市山宮740
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○車
・新東名高速 新富士ICから約13分
○電車
・JR見延線 富士宮駅から車で約15分
駐車場情報
10台程度停められます。無料です。
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まとめ
御朱印は、駐車場内にある案内所兼授与所でいただけます。
こちらが案内所
開いているのは主に土日祝日の9:00~17:00だそうです。
案内所が開いている時は御朱印帳に直書きしてもらえますが、開いていないときは境内に書置きの御朱印が入っているケースがあるので、そちらで購入することができます。
御朱印袋やお守りなども販売しています。
この日は曇り空で、富士山は影も形も見えませんでしたが・・・皆さんが行かれる日はとびきり綺麗な富士山が見られますように。
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